★価値のない土地★

不動産はすべてが価値あるものということではなく、土地としての2つの条件を満たしていないと10万円でも売却することができません。最悪0円でも買い手が現れない場合があります。

 

２つのの条件とは？

①幅員(道幅)4ｍ以上の建築基準法の道路に２m以上接道していること。

②造成工事・擁壁工事等に多額の費用が発生しないこと。

 

↑の2つの条件をみたしていれば、基本的には売却は!できます。(高く売れるかは別問題です。)

 

2つの条件の詳細

①幅員(道幅)4m以上の建築基準法の道路に２m以上接道していること。(わかりづらいと思うので、特になにも問題のない道路に2m以上面していることで覚えてください。)

 

･幅員4ｍ以上の道路とは

公図・道路台帳上で4ｍ以上あれば問題ないです。所有者の中には見た目で4ｍ以上あるから問題ないと思われる方が多いです。見た目で4ｍ以上ではなく公図や道路台帳上で4ｍ以上です!!　見た目4ｍ以上の道路でも公図をみると他人の土地が混じっていたりしていることがあります。

 

･２ｍ以上接道しているとは

こちらは公図を見てもよくわからないところになりますので、測量をする事をオススメします。簡単なイメージでいいますと、直径2ｍの大きな球体がゴロゴロ～っと敷地の奥まで転がっていくような土地の形であれば問題ないです。下記の図をご参考にしてください。

 

②造成工事・擁壁工事等に多額の費用が発生しないこと。

 

･造成工事とは、

家を建築するために、土地の環境や機能を整える工事のことを言います。

土地の地盤に問題がある場合は地盤の改良、傾斜がある土地の場合は、切土･盛土をします。

こういった造成工事に多額の費用が発生する場合は、所有者の満足いく金額で売却することが難しいです。

 

･既設擁壁(すでにある擁壁)に補修･やり替えが必要になるのかを判断するのは基本的には建築士の先生になりますので、一度お近くの設計事務所にご連絡をしてみることをお勧めします！